石井順也

ダンサー、俳優。1983年生まれ。幼少期はメキシコ(アグアスカリエンテス、メキシコシティ)とカナダ(トロント)で育つ。立教大学文学部比較文芸思想コース在学中に学生演劇と自主映画に出演し始める。 卒業後の2007年にハンガリーに活動の拠点を移し、ダンサーとして人前に出始める。中欧から旅を続けながら音楽家、映像作家、美術家とセッションを重ねる。2009年にセルビア、ヴォイヴォディナ自治州・カニジャに行き、振付家ジョセフ・ナジと出会い、文学趣味が似ている事もあり意気投合しスカウトされる。以降ナジの “Length of 100 Needles”(2009) などの作品に出演、欧州ツアー(ドイツ、フランス、スロベニア、ハンガリー、セルビア)に参加した。ハンガリーと旧ユーゴスラビア出身の舞踊家、芸術家、音楽家、映画監督、詩人達との対話を続ける中でサラエヴォ包囲、ユーゴ紛争、ホロコーストと日本の義務教育ではちゃんと教えない現代史を考える切っ掛けになり、セルビア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、マケドニア、アルバニアの旅を行い、写真記録活動を続ける。その中で国家というものは消滅し得るものであることを実感する。心の病にかかり1年間活動を休止する直前に、舞踊作品「アサガオ」(2013)をチェロ奏者、映画音楽の作曲家アルベルト・マルコスと共作しブダペストで発表した。

俳優としては、加藤直輝監督による長編映画 「2045 Carnival Folklore」 に主演する。その後PLATAUXを設立し同作の国外配給を始め、東京から欧州上映ツアーのオーガナイズを行い、加藤直輝、増田圭祐のバンドSierror!〽が上映に合わせて行うライブ演奏パフォーマンスにダンサーとして参加した。

2017年に文化庁新進芸術家海外研修員としてバルセロナ、カサアシアに研修し、日西ダンスプロジェクト「トポス」をピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団員としても長年活動を続けるパブロ・アラン・ジメーノ、ロンドン在住の美術家、尾角典子と開始し、本年度よりセゾン文化財団と在スペイン大使館の協力のもと日本で創作していく。直感を大事にし、自分の目で見て、考えたことを書くように心がけ、ダンスをその延長線上に捉えて独学を続けている。現在東京在住。

 

PLATAUX
http://plataux.session.jp/

 

2045 Carnival Folklore 

加藤直輝監督監督長編第三作。2015年シアトル国際映画祭Sci-Fi and Fact部門出品作。

http://2045carnivalfolklore.com/
https://loadshow.jp/films/70
http://jfdb.jp/title/6937